
正しいことを、正しくやってきたはずなのに
気づけば「自分の居場所」がなくなっていた。
役割を果たしてきたのに、
その役割ごと、置き換えられていく。
そんな経験は、ありませんか。
この物語は、そんな時代に対する処方箋ではなく、
ともに震え、ともに考えるための「鏡」として生まれました。

絵本版 『心を開くための鍵』

小説版 『心に杭を打つための槌』

絵本版・短編小説版
正しさの先に、ゆらぐ世界で、
僕らが僕らでいるための物語。
作 YO&ASO

正しいことを、正しくやってきたはずなのに
気づけば「自分の居場所」がなくなっていた。
役割を果たしてきたのに、
その役割ごと、置き換えられていく。
そんな経験は、ありませんか。
この物語は、そんな時代に対する処方箋ではなく、
ともに震え、ともに考えるための「鏡」として生まれました。

絵本版 『心を開くための鍵』

小説版 『心に杭を打つための槌』
Promotion Movie
Picture Book
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Short Novel
絵本が「心を開くための鍵」だとすれば、
小説は「心に杭を打つための槌」。
絵本では描けない痛み、倫理、大人の葛藤を
全十五章+結で描ききる、もうひとつの物語。
登場人物

ソラ
夜空を守る者。星を作り、やがて超えられ、自分の存在意義を問い直す。

ユラギ
ソラが作った星。ソラを超えていくが、できないこともある。

ツキ
ソラにしごとを教えた前任。後悔していることがある。

ヨル
ソラとルナに指示を出す評価者。とても怖い。

ルナ
夢を見ることを諦め、「正しさ」の中に留まった者。

ナナシ
名前を与えられる前に消された存在。暗闇の中で、忘れていく。
章立て
挿絵より

「ごめん——きみを、なかったことにする」

あわい光が、にじみ出た。

「私には、名前がないの」

「わたしが消す。星と、お前を。」

「あたたかい……あの時と、同じだ」

夜空をまもる者から、夜空といきる者になった。
序、
ひとりは、さびしかった。
夜空は広い。果てしなく広い。星の数は何千、何万。それをたったひとりで、毎晩並べ続ける。
誰かがいてくれたらいいのに。
ツキはずっと、そう思っていた。
だから、作った。
いけないことだと、知っていた。星は並べるもので、作るものじゃない。それが決まりだ。
でも、さびしかった。
両手を合わせて、祈りをこめた。
すると——手のひらの間から、あわい光がにじみ出た。
小さな、あたたかい光。
「……できた」
生まれて初めて、「作る」喜びを知った。
星は、ツキの言うことを聞いた。
一緒に夜空を並べた。ひとりじゃなくなった。
うれしかった。
夜が来るのが、楽しみになった。
でも、うれしさは長く続かなかった。
夜空を見上げるたびに、むねがざわついた。
「わたしは、決まりをやぶった」
誰かに見られたらどうしよう。
「作ってはいけない」のに、作ってしまった。
知られたら、どうなる? ばつを受ける? 夜空を追われる?
誰かにおどされたわけじゃない。
でも、こわかった。
自分が「決まり」をやぶったという事実が、重くのしかかってきた。
「消さなきゃ」
ある夜、ツキはつぶやいた。
「なかったことにしなきゃ」
星は何も知らない。ツキのとなりで、静かに光っている。
「ごめん」
ツキは手をのばした。
「きみは何も悪くない。悪いのは、決まりをやぶったわたしだ」
星にふれた。あたたかかった。
「だから——きみを、なかったことにする」
手を、にぎりしめた。
光が、消えた。
手のひらには、何も残っていなかった。
ツキは動けなかった。
なみだは出なかった。
出し方を、忘れてしまった気がした。
やがてツキは、静かに目を閉じた。
開いたとき——その目は、さっきまでとはちがっていた。
何かが、おくの方でこおりついていた。
「……もう何も作らない。何も感じない」
声は低く、平たんだった。
ツキは夜空を見上げた。
星々が正しい場所で、正しくかがやいている。
「これが、正しい夜空だ」
一、
「いいかい、ソラ」
大きな手が、小さな手を包んでいた。
「星には、正しい場所がある」
─── ここから先は、全文でお読みください ───
About This Story

「星をならべるソラ」は、起業家・作家としてAI活用の最前線で実践を重ねるYO&ASO(麻生要一)が、テクノロジスト、カルチャープレナー、アーティスト、教育者など多くの人たちとの対話の中から生み出した物語です。


人財育成カンファレンス LEAPDAY では数年間にわたり、AIと人の在り方について対話が重ねられてきました
この物語は、安易な答えを提示しません。
以下の問いを、読者に問いかけ続けます。
自分が生み出したものに 超えられたとき、 自分は何者でいられるのか
正しいことを、 正しくやってきたはずなのに 居場所がなくなっていくのはなぜか
役割を失った自分に、 価値はあるのか
正解から外れたもの(エラー)を 愛することができるか
教訓を押し付けない。恐怖を煽らない。誰かを裁かない。
救うために、別の「正しさ」で縛ることはしない。
それが、この物語の規律です。
Production Committee
この物語は、ひとりでは届かない。
絵本で感じ、小説で考え、音楽で浸り、対話で深める。
その体験を一緒につくる共同体として、
製作委員会を結成しました。
YO&ASO(麻生要一)
原作者(IP主権)
物語・世界観の創造。思想の最終判断。
日本カルチュアプレナー協会
幹事法人(運営事務局)
契約の窓口・実務管理。共通基金の管理。
FROGS Corporation
構成員(実行主体)
専門領域での事業展開。
オトギボックス
構成員(実行主体)
専門領域での事業展開。
出資比率で支配しない。売上を一箇所に吸い上げない。でも、勝手なことはできない。
自由と秩序を同時に成立させる、「問いの共同体」です。
この物語は、一冊の本で閉じるものではありません。
読み、感じ、語り、奏で、描き、問い続ける——
その体験のすべてが「星をならべるソラ」です。
この物語を一緒に広げてくれる方からの
ご連絡をお待ちしています。




構成員として、自社の専門領域でIPを活用した事業を展開できます。世界観ガイドラインに沿った自由な活動と、共通基金を通じた共同プロジェクトへの参加が可能です。
「星をならべるソラ」の世界観を活かした読書会、ワークショップ、教育プログラム、アート展示、音楽イベントなどを企画・実施できます。世界観ガイドラインに基づくIP利用許諾を行います。
楽曲制作、映像制作、翻訳、朗読、二次創作など、この物語を別のメディアで表現するパートナーを募集しています。オトギボックスによる音楽制作も進行中です。
この物語を読んだあとに残る「問い」を、他の読者と分かち合う場です。FROGS Corporationによる教育プログラムとも連動しています。開催情報はニュースでお知らせします。
「ソラはひとりで夜空を守っていた。
でも、ひとりでは届かない場所があった。」
この物語自身が、そう語っています。
だから、私たちも——ひとりでは作りません。